成熟した市民社会(3)

成熟した市民社会(3)

 


 要約すると、槇さんは、次の様に述べている。


ある街で音楽ホールを建てようとしたところ、


コンペの最優秀案が市民投票で却下された。


別の街では行政が修復を渋った


劇場を市民の声が救った例もあると紹介している。


 


行政の決定を承認するか住民投票に掛けてた社会を、


成熟した市民社会と呼んでいる。


行政と言っても、審議会とかOO委員会という諮問機関の


意見を受けての決定である。これを住民投票に掛けたのである。


槇氏の呼びかけで、新国立競技場の

プランは、修正を見た。


これが十分であるか不明だが、


一歩「成熟した市民社会」に近づいたのであろう。


 


 目をさいたま市に向けてみよう。


 


さいたま市では、自治基本条例検討委員会というものが組織され、


2年間に渡って検討された。


その議事録と成案は、PDFで読むことが出来る。

読んで分かることは、俗に言う「結論ありき」の検討であり、


成案も、そこら中にある「自治基本条例」と大差のないものである。


発言も、副委員長と、少数の決まった委員の発言がほとんどである。


さいたま市自治会連合会長が、たまりかねて辞任しても、


辞表を3ヶ月近く放置し、検討委員会終結間際にやっと


辞任を認める有様だった。

 傍聴したが、一部の委員がメールで、意見交換しているようで、


とても公開の席での検討とは言えなかった。


委員長の日大教授も白けた様子であった。

 成案は、市議会に付託する前に、パブリックコメントに掛ける事になっている。

住民投票ではないが、もし掛かったら、忘れずにコメントして欲しいものだ。



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